銀座の寿司赤酢 本店で食べた「映える」お鮨の話

銀座の「寿司 赤酢 本店」がオープンしたのは2020年8月22日。
僕らは幸か不幸か予約をしていた寿司赤酢 赤坂店が工事だかのために振替でこのオープン前のこちらのお店にお邪魔させてもらうことになった。
オープン前ということもあって非常に綺麗で高級感がある店内はカウンターと奥に個室(この日は使われていなかった)が。
大阪発のお寿司屋さんだけど、本店は銀座におくんだね。

コンセプトは映える寿司!?写真ウェルカムの寿司赤酢

最近では写真撮影に難色を示すどころか歓迎してくれるお寿司屋さんも増えてきた。
寿司屋のカウンターに座ると、過去に写真撮影がOKだったお店であっても必ず聞く「写真撮ってもいいですか?」はこの日も当然のように伺って快諾してくれる。
こちらのお店は写真OKなのはもちろん、むしろちゃんと映えスポットを作ってくれるのが嬉しい。

寿司赤酢のお任せコース

そんな寿司赤酢はお任せのコースのみ。
銀座店は25000円のコースみたいだけど、赤坂店は18000円のおまかせのみ。今回は赤坂店と同じ価格で提供してもらえたっぽいね。

先ずはコチからスタート

冬のフグ。夏のコチ。とも言われる高級魚だ。
千葉県産で、朝〆。旬の味わいでさっぱりとした味わい。

襟裳岬のつぶ貝

まだ生きている(というか動いている)つぶ貝。

もちろん鮮度は抜群。コリッコリの美味しい食感と苦味の余韻が感じられてとっても美味。

関サバ

このビジュアルはどこかで見たような・・・と、同行者と顔を見合わせたけど美味しいからいいのかな(笑)

サバが口の味わいが口の中にぐわっと広がる。

毛蟹餡掛けの茶碗蒸し

具が多い茶碗蒸しは結構出汁の味わいがそんなに感じられないこともあるんだけど、ここの茶碗蒸しはお出汁の味わいがしっかり。
やっぱり蟹は美味しいなあ。

新イカ

ここで握りが。
スミイカ(コウイカ)の子供である新イカは体長5センチほど。
つまり、このゲソも合わせた2貫で1匹分。
身の部分は塩でさっぱりと。ゲソは煮切りで甘辛く。そして柔らかくてプリプリとした食感がとってもいい感じ。

金太郎イワシ

大阪湾で取れる脂が乗ったマイワシを金太郎イワシって呼ぶみたい。
岸和田漁港はイワシの漁獲量が多いけど、あんまり都内には出回らないので食べる機会は少なめ。
あえてここで金太郎イワシを使うところが大阪発祥の寿司屋っぽくてなんだかいい感じ。

それにしても脂が乗りまくり。

喉黒

喉黒や焼き鮨スタイルで火を通して。
ご飯とかき混ぜていただくとジューシーでいい感じの甘みがあって間違いない一品。

キンキのしゃぶしゃぶ

かなり「映える」ビジュアルのキンキ。
普段写真を撮らない人でもついつい撮りたくなってしまうようなビジュアル。

みためだけじゃなくて、味わいもしっかり。
ちなみに火の通し方はレアな感じとよく火を通した感じの2種類で。
火の通し方で食感がだいぶ変わるのが面白い。火を入れた方が柔らかさが増している気がする。
もう一品食べたいのはレアの方。美味しかったのはよく火を入れた方。

赤身の漬け

基本的に寿司赤酢の握りは全体的に力強い。
名前の通り赤酢を使っていて、少しシャリは芯が残っているくらい固くて味わいも濃いめ。
そのためか、ネタにも力が必要になるのだけど、赤身の漬けにはなんとからさが強烈な地からしが乗っている。

この地からしがいい感じでまさかのマグロの旨味を引き出していた面白い一貫。

中トロ・大トロ

そして中トロと大トロ。
大トロはちょっと筋が気になったけど、柔らかくて脂ガッツリ。

銀鱈の西京焼き

炭火焼。西京味噌が弱めに感じたのは基本的に全体的に濃い味だからかもしれない。
上品でいいお口直しになる銀鱈。

車海老

蒸しあがったばかりの車海老を熱い熱いって感じで、手際良く殻を剥いていくところを見るのが実は結構好き。
まだ暖かさが残るうちに。

石垣鯛

岩手の石垣鯛。
酢橘を絞ってさっぱりと。

カワハギ

ここでまさかのカワハギ。冬のイメージが強いけど、身が美味しいのは夏。

そのため、肝は上じゃなくて中に入っていて、あくまで引き立て役。
カワハギの身の旨味が楽しめた。

いくらと雲丹のミニ丼

寿司屋の卵かけご飯といえばこれだよね。
いくらはまだ出始めだから柔らかいし小さめ。
味付けも繊細だけど、ギリギリシャリに負けてない感じの味わい。

蝦夷アワビ

バターがしっかりきいたバターソースをたっぷりつけて鮑を。

「シャリがくるかもだからソース残しておいた方がいいよ」と、連れに言われて「えー本当に?そんなベタな感じでくるかなー。」なんて言ってたらベタな感じでシャリ玉が登場。
本当にきた。

鮑の肝ソースとシャリの組み合わせはたくさん食べたけど、この強烈な力強さがあるシャリの酸味がさらに強調されて他店舗ではあまり味わったことがない不思議な味わいが面白かった。

穴子

穴子は裏返して。
ちょっと臭みが強く感じた。

マグロの全部入り

続いてはマグロ。
大トロ、中トロ、赤身、中落ち、あぶりの5種類の全部盛り。

海苔で巻いて結構なボリュームで提供!

どっかで見たことがあるような無いような気もするけど、美味しいからまぁいいのか。
マグロの旨味が口の中でこんがらがって混ざり合ってとにかく美味。

お椀と玉

最後はお椀と、玉。卵焼き?は2種類。
卵は両方ともスイーツ系なんだけど、一つは表面がパリパリしていて香ばしく焼き上げられているのがとてもいい感じ。
もう一つは赤酢グループ共通の龍の卵のプリンでこれは濃厚系。

寿司赤酢本店

流行の寿司屋で出てくる商品に限りなく近い物が出てきて思わず笑ってしまうものの、しっかり美味しいのでこれはこれでアリかと。
パクりパクられて飲食業回は進化していくのだから、賛否はあると思うけど、僕は肯定派。最終的に美味しいは正義だ。
そう考えると、今日の会計で1人2万円程度に収まったのはとてもいい感じだと思う。

見栄えがして、美味しくて、いろいろなお店に行かないと食べれないお寿司のいいとこ取りができて、昨今のお寿司業界の値段を考えたらそれなりにリーズナブルときたらまた行きたくなっちゃうのも仕方ないよね。
と、言うことで、今度はちゃんと赤坂で次の予約を。

寿司 赤酢 本店
03-6263-8873
東京都中央区銀座8-7-7 JUNO誠和ビル 3F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13250093/

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