銀座の「徳 うち山」で食べた鯛茶漬けの話

思わず口の中にかっこだ。決してそんな雰囲気のお店はないんだけどね。
濃厚な胡麻の風味と、それに負けない鯛の甘味と食感が口の中に広がる。
追い討ちをかけるように出汁を飲み干すともうすっかり幸せな気持ちになって、そのままお代わりをお願いする。
大満足だ。

銀座「うち山」の唯一の暖簾わけ「徳 うち山」

幸か不幸か。いや、幸なんて言ってはいけないな。
普段は人気の銀座の徳うち山でさえ、コロナの影響で僕らの貸切状態だった。
銀座の名店「うち山」から唯一暖簾分けを許されたこともあって、うち山の名物料理である鯛茶漬けや、焼き胡麻豆腐も楽しめる。
工藤氏から木村氏に大将が変わって1年。美味しいと評判の鯛茶漬けが食べてみたくて行ってみたよ。

おまかせコース 18,000円

本日お願いしたのはおまかせコースの18,000円のコースだ。
ちなみに15000円と21000円のコースが有るので真ん中のコースだね。
初めて行くお店はだいたい真ん中んコースを無意識で頼むことが多い。

まずは御通し的なお浸しが出てきてちょっと涼む。

いきなりスペシャリテの焼き胡麻豆腐

そしていきなりスペシャリテが登場。焼き胡麻豆腐だ。これも鯛茶漬けと並んで食べてみたかった一品。

中は柔らかくて周りはカリっともちっと焼き上げられていてとっても美味しいゴマの風味が素晴らしい一皿。
てっきりデザートで最後に出てくると思い込んでいたんだけど、まさかの序盤。食べて納得。確かに甘いけど、これは序盤でも美味しいやつだった。

牛肉と雲丹の手巻きでもう満足度高め

続いて和牛と雲丹。海苔で手巻きにしていただく一品。

スペシャリテからの絶対美味しいじゃんってなるお肉の一品。うん。美味。
ウニも流石の味わい。

お酒にぴったりな魚料理

和食といえば魚がメイン。それにしても旬の食材ってやっぱりいいよね。
初夏を感じられるハモ。

タチウオには生海苔のタレがついていてこれがまぁいい感じ。生海苔だけちびちび食べながら日本酒飲んでも美味しそうだ。
そんなこんなでお酒はついつい進んじゃうよね。

お酒は途中から日本酒をお任せで。
というか久しぶりにしっかり日本酒を飲んだ気がするな。やっぱり美味しいけど、酔うやつ。

いよいよ〆の鯛茶漬け

さて、いよいよ〆の鯛茶漬けだ。
ちなみに鯛茶漬け。今ではどこの和食屋さんでも出てくることが多いけど、元々は長崎県と新潟県の郷土料理だ。いずれも鯛が取れる地域だけど、長崎の鯛茶漬けは柚子胡椒や出汁が入ったお茶をかけまわしたり。新潟の鯛茶漬けはだし汁だけだったり上にゴマをかけたりと地域にって違いがあるのも面白いよね。
「鯛もご飯もおかわりOK」との嬉しい一言で、鯛は先ずは刺身で数枚いただくとプリプリで甘味が。

ゴマダレとご飯で。ゴマダレがとってもご飯との相性が良くてご飯が進む進む。
出汁を入れてもやっぱり美味しくて、こんな雰囲気のいい和食屋さんなのに思わず鯛茶漬けをかっこむように喰らって「おかわり」を。

おかわりでもたっぷりな鯛に大満足。
これ、エンドレスで食べれそうだったので、ちょっとおかわりは遠慮したら帰り際に「もっとおかわり期待していました」と、大将の優しい一言。
まじか。もっとガツガツ言っておけばよかった・・・
ということで、次回伺った時はガツガツおかわりしよう。うん。

銀座 徳うち山

東銀座の裏路地にひっそりとある雰囲気のあるお店はカウンターと個室があって、〆の鯛茶漬けが本当に美味しい和食のお店だ。
どの料理も口にあうし、大将もとっても話しやすくてついついまた来たくなってしまうアットホーム感まであって、すぐにまた行きたくなってしまった。

次は旬を変えて伺おう。

徳 うち山
050-5595-6126
東京都中央区銀座3-12-9 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13129656/

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