表参道でフレンチといえばこちらのお店。
フレンチのフルコースがわずか5,000円。しかもめちゃくちゃ美味しいと聞いていたので、これは行ってみたくなるよね。
この記事の目次
表参道のラス(L’AS)は5000円のお任せフルコースのみ
こちらのお店がなんと言っても素晴らしいのは5000円でフルコースのフレンチが楽しめるんだよね。
それもカジュアルなフレンチじゃなくて、全10品くらいのしっかりとした本格的なフルコースを楽しめる。
コースはお任せのコースのみ。そしてペアリングはデザートワイン付きで5800円。
10800円でモダンフレンチとワインのマリアージュの世界が楽しめる。
メニューは3週間毎に変わるみたいなんだけど、、メニューを見ただけでも5000円とはとても思えないラインナップだ。
赤ピーマンのムースとトマトのクーリ
先ずはワンスプーンでいただく。クーリとはどろっとしたソースのこと。
濃厚な味わいの一口で赤ピーマンの苦味とトマトの酸味がいい感じでマッチしてる一品。
なんと言うか、こう言う料理が今後でてくるよ!というのを感じられる一品目。
L’AS スペシャリテ
二品目でスペシャリテ。つまり、このお店を代表するメニューだ。
フォアグラのクリスピーサンド。マンゴー味。
これがサクッとした食感とフォアグラの旨味がしっかりと感じられてとても美味。
個人的にはマンゴー以外のソースで食べてみたくなったけど、これはこれでいいのかも。
何故ならペアリングしたリースリングのポールクルーガーの甘いのに甘くない上品なワインと絶妙に合ったから。
このマンゴー味のソースはこのワインとペアリングしてこそ完成するのかも!?
千葉県八街市 畝田さんの野菜の一皿
アンチョビマヨネーズ、レモンゼスト、ハーブの香り。
自らを”ベジター(野菜人)”と名乗る野菜の目利きの畝田謙太郎氏が選んだ野菜はやっぱり味が濃い。
それぞれの野菜がしっかりと味わい深くてソースとの相性もバッチリだ。
サラダに合わせたワインはアルパマンタ ブレヴァのロゼワインで、ナチュラル系の複雑味のあるワイン。ちょっとスパイシーな味わいだ。
個人的には好みではないタイプだけど、サラダとの相性はいいと思う。
北海道産ズワイガニのメリメロ カニみそのソース
インカの目覚めピューレとべにばな卵の濃厚な卵黄を添えて。
これがめっちゃ美味。ちなみにメリメロとはフランス語で「ごちゃ混ぜ」みたいな感じ。
蟹と芋をごちゃごちゃっと混ぜて食べる。すんごい美味しい。
それにしても「インカのめざめ」ってたまに食べるけどよくこの名前つけたよね。南米アンガス生まれのジャガイモだけど、インパクト強すぎて最初に聞いたときはジャガイモの名前ってわからなかった(笑)
ワインは Volcanalia と言うイタリア系のナチュラルワイン。ナチュラル系のワインがそこまで得意ではないのだけど、料理とは中々合うと思う。
貝のエキスをたっぷりと含んだハマグリとホタテのナージュ
フランス産ホワイトアスパラガスと共に。
ハマグリの味わいが濃厚!
ちなみにナージュとは海老や貝を使った茹で汁を使ったソースでいい感じに出汁が出まくっていて出汁の味わいがしっかり感じられる濃厚な料理。
ワインはカミーユ ブラウンのリースリング。アルザスのワインでちょっと癖のある独特な香りが結構好きなタイプ。
心地よい苦味が貝の苦味とよく合うマリアージュ。
スペイン産ホロホロ鳥と春キャベツのガトー仕立て
ナツメグ風味 赤ワインソース。
食鳥の女王とも呼ばれるホロホロ鳥は濃厚な旨味があるのに後味はすっきり。
キャベツで包まれているので、味わいぶかいロールキャベツといった印象。
赤ワインソースもいい感じ。
ワインはまたもや聞いたことがないマニアックなワインで Keuka Lake Vineyards(キューカ・レイク・ヴィンヤーズ)のカベルネフラン。
うん。このワイン好き!
大好きなウィッシュタイプのチーズ
ここで、メニューにはないけど追加料金(幾らかは不明)でモンドールのチーズを出してくれた。
蜂蜜かけたりしても美味しいよね。そもそもめっちゃうまいよね。モンドール。
そしてついつい「このチーズに合うワインを」と追加でワインを一杯オーダーして出てきたのがDomaine Ligier のヴァン・ジョーヌ。ジュラ地方で作られるシェリー酒のような味わいのワインだけど、酒精強化ワインではないと言うこれまたマニアックなワイン。
チーズとシェリー酒(ではないけど)なんて間違いなく合うじゃんってことでとっても美味。
お口直しの小さなデザート
ここで爽やかなシャーベットを挟む。
口がさっぱりしたところで、本格的なデザートへ。
イチゴとクリームチーズのヴェリーヌ ラヴェンダーの香り
同行した友人が今まで食べたデザートの中で一番美味しいと絶賛したのがこちらのデザート。
苺の酸味とクリームチーズの甘味と酸味が確かに絶妙で美味しかった。
そしてデザートワインはまさかの山梨県のデザートワイン。
どっかで飲んだ記憶があるラ・フロレット ローズ ロゼロゼだ。
黒葡萄のミルズを使って2000円台とは思えない華やかで美味しいデザートワインでコースをしっかりと締めくくってくれた。
5800円のワインのペアリングは、安くて美味しいワインをソムリエがすごく厳選して選んだ感が半端ないマニアックなラインナップでとても満足度が高かった。
そしてこのコース料理はワインが合ってこそだと思う。ワインが苦手な方じゃなければ是非ペアリングを楽しんで欲しい。
L’as オリジナルブレンド ハーブティー
〆はハーブティー。
ルイボスティー、カモミール、ローズマリー、アッサム、ドライパイナップル、ステビア、ペパーミント、ハイビスカスと色々とミックスされたハーブティでハーブティにあまり造詣が深くない僕でも美味しいなーとシンプルに思えるハーブティ。
美味しかった。
L’as (ラス)
「安くて美味しいフレンチは?」と、聞かれたら間違いなく候補に入るこちらのお店。
お洒落なカウンターで、本格的なフレンチとワインのペアリングをわずか10000円ちょっとで楽しめるとても素晴らしいお店だ。
普段使い出来るコースのフレンチという感じでとてもいい感じ。
また行こう。
ラス
080-3310-4058
東京都港区南青山4-16-3 南青山コトリビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13137097/
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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