西麻布って言うとちょっとお高めなお店が多くって、1人一万円以内で満足できるお店って中々ないんだけど、今回はとてもリーズナブルなお店を教えてもらったんだ。
その日は久しぶりに夜の予定が何も無かったんだ。それでも、大体は近所に外食に行ったり、友人や部下を誘ったりしていつもならご飯に行くんだよね。でも、連日の深夜(と言うか朝方)までの暴飲暴食がたたって体調はすこぶる悪かったんだよね。
なんとなく外に行く気にもなれなくて、ふと目についたカップ焼きそばが目に入ってついついお湯を沸かしちゃった。ランチに食べることはあるけどね。夜にカップ麺は結構レアなパターンだ。
そんな折、地元の悪友的なパイセンから電話がかかってきてさ。電話を取る前から「今から飲もう」ってお誘いなのは察しがついたんだよね。
千葉県に来いって言うお誘いなら断ろうって思って電話に出たら「西麻布の焼鳥屋」って言うんだよ。二言目には「行きます!」って。
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【湘南シャモを味わう】shinコース 全11品
前置きが長くなったけど、そんなこんなで前情報全く無しで訪問したのが西麻布にある「焼鳥 shin」なんだ。
まずは飲み物・・・って言うことで焼鳥に合わせて日本酒か焼酎を・・・って思ったらスタッフの方が2人ともソムリエのバッジをしていたのが目に入ってワインを頼むことにしたよ。
店内はカウンター席のみでオシャレな雰囲気。最近、ワインと焼鳥を合わせるお店も増えているしね。
一品目のウズラはとっても好きなやつだ。
イカスミの風味も良いしほどよく半熟な卵黄がいい感じで口の中でじゅわって広がって旨味が口中に一杯になる。幸せなひと時が感じられて、これから出てくる料理の期待感が高まったよ。
ちょっとだけ前菜的な感じでツマミが続く。
どれもしっかり手が込んでいて、何より勢いで頼んだ白ワインにどれも合うんだよ。
串はどれも美味しいし、そこはかとなくイノベーティブな創造性が感じられるんだよね。ササミはアンチョビのいい感じの塩っぱさが合っていたし、せせりも美味しかった。
赤ワインで煮詰めたレバーが出されたタイミングで、グラスワインの赤にワインを変更。ピノ・ノワールが飲みたかったので、マルサネを。
レバーと赤ワイン。これがしっかりマリアージュして美味しかったよ。
最近は一串一ワインをペアリングして出してくれるお店も増えてきたけど、ここの大将も頼めばそういうことやってくれそう。
ちょっとお口直しにフルーツサラダ。苺が甘い。
ちょうちん
今日イチで美味しかったのはちょうちんだ。
いわゆる、卵巣やら卵管の部分の「ひも」と、卵の形になる前の卵黄の部分の「きんかん」が一緒になった部位だ。
きんかんは小さいものが数個くっついたりするけど、ひもは当然一羽に一つしかない希少部位なんだよね。
濃厚な卵黄の旨味が口の中でっしっかりと感じられてとても美味。
繰り返し言うけど・・・これ美味しい。
締めにはちょっと変わった串打ちでジューシーさが感じられる手羽先と、サッパリしたスープ(焼酎で割っても美味しい)を飲んでコースは終了だよ。
シメに炭水化物が食べたかったけど、よく考えたらカップ焼きそば食べたんだった(笑)
焼鳥 shin
実は今はワンコースのみ。
・先付け
・季節の前菜盛り合わせ
・串 6品
・季節の1品
・フルーツサラダ
・丸鳥のスープ
コース内容は毎日微妙に違うみたいだけど、基本構成は一緒でこれで 4500円。
雰囲気もいいし、ワインも美味しいし、立地を考えると非常に安価に楽しめるお店なんだ。
西麻布でちょっと大人な感じのカジュアルデートを楽しみたい時に最適なお店だね。
その後、僕とパイセンは六本木の夜の街に消えていくのだった・・・。
焼鳥 shin
03-6434-5983
東京都港区西麻布1-11-10 高橋ビル 4F
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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