少しでもグルメな方なら一度は名前を聞いたことがあるお店。SUGALABO。
2018年の7月に2019年2月の予約をとった。
半年待ちである。
一緒に伺った方の一人は、このスガラボのためにわざわざ岡山から来ていた。ミシュランの三ツ星の定義は「それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理」とある。
わざわざ岡山からスガラボのために来たと言うのはそういうことである。食事をするために旅行をするのだ。
ちなみに、スガラボはミシュランには掲載されていない。ミシュランでは、一見さんお断りのお店は掲載されないとのことなので、完全紹介制のスガラボが星を取ることは難しいのだろう。
ただ、パリのロブションの料理長として活躍していた須賀洋介シェフのお店なので、ミシュランに評価されなくても世界中の美食家達を虜にしてきたシェフはすでに世界中の美食家から評価されているのだ。
そんなスガラボの料理の数々は独創的でまさにイノベーティブ・フュージョンと呼ぶにふさわしいお店だった。
フュージョン・イノベーティブ
フュージョン。イノベーティブと言われるたぐいの料理は何度も食べているけど、奇をてらいすぎたり初めて味わうような味わいが強すぎて、果たして美味しいのか。表現が難しい料理が少なからず存在する。
でも、スガラボの料理は独創的でありながらもどこかわかりやすさが残っていて、美味しさへの追求を感じる事ができる。
そのため、素直に美味しいと言える料理なのだ。
余談だけど、スガラボに伺って以来生ハムご飯にハマってしまった。いろいろと試したけど、ハモンセラーノ系よりは柔らかさが感じられるプロシュート系の生ハムのほうが生ハムご飯には適していることがわかった。
そして、スガラボの最も特徴的なところはあらゆる食材の産地への徹底的なこだわりである。
すべてがすべてこだわっている。それも、自分で全国津々浦々。生産者にあって、足を使って発見してきた食材の数々だ。
メニューにも産地のことが書いてあるのはもちろん、料理の説明は須賀さんが直接してくれる。そのさい、産地はもちろん、生産者のお話などもしてくれるのだ。
さらっと言う感じだけど、ここまでこだわって食材を探すのは並々ならぬ苦労があったのではないかと思う。
もちろん、食材だけでなくペアリング用のワインや日本酒にも同じことが言える。
ちなみにスガラボの料理はかなりの量が出てくる。
美味しいからといって僕みたいにパンを何度もオカワリしてしまうと後半戦がかなり満腹で厳しいことになるから要注意だ。
それでも、「好きなだけどうぞ」といって提供してもらった奈良県産の古都華のイチゴは一つ無理して食べたら驚くべき糖度で結局何個も食べてしまった。
満腹でも、本当に美味しいものはもっと食べたくなるのだ。
次の予約は7月。そこではどんな食材とどんな料理が提供されるのか。
数カ月先が実に楽しみだ。
店舗基本情報
店名 | SUGALABO |
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ジャンル | イノベーティブ・フュージョン、創作料理 |
予約・ お問い合わせ |
完全紹介制 |
予約可否 |
予約可 紹介制となります。 |
住所 |
東京都港区麻布台1-11-10 日総ビル1F |
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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