ランチ時。お腹をすかせた僕が西麻布をうろうろしていたら、ついつい見つけてしまった美味しそうな鰻やさん。
鰻のせいろ蒸しと書かれていて吸い寄せられるように僕はお店に入っていってしまったんだ。
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鰻のせいろ蒸しは福岡県南部の郷土料理
鰻のせいろ蒸しは初めて食べると思う。今まで色々な鰻屋さんに伺って、メニューにはあったのかもしれない。でも、大抵はうな重を頼んでしまうから目に入らなかっただけかも知れない。とにかく食べるのは初めてだ。
調べてみると、これまた面白いことがわかったんだ。
鰻のせいろ蒸しは福岡県南部の柳川の郷土料理みたいなんだよね。柳川の鰻って有名だもんね。
江戸時代に創業して300年以上続いてる元祖本吉屋。1863年に本吉七郎衛が江戸で人気の鰻の蒲焼きに目をつけて、柳川でせいろ蒸しを始めたのがきっかけと言われているよ。
たった1人の創意工夫が郷土料理として。文化として残っていくっていうのは面白いものがあるよね。
ランチせいろ蒸しはご飯と鰻の一体感が楽しめる
ついつい引き寄せられるように入ってしまった西麻布のうなぎ徳で注文したのはもちろんせいろ蒸し。
それなりに時間がかかるのはもちろん承知の上。ゆっくりと待ってたらようやくお出まし。
ご飯にしっかりといい具合に染み付いた鰻のタレの匂いが食欲をこれでもかってくらい湧きたててくるんだ。
何というか、ご飯との一体感がものすごいんだよ。
鰻のタレが染み込みまくったご飯。そして、ふわふわ系ではないんだ。この鰻。せいろ蒸しっていうからてっきりふわっふわを想像していたんだけど、焼いてから蒸しているのかな。
皮が少しパリッとした香ばしく焼き上げられたタイプの鰻に相性抜群の甘みがあるタレ。
ご飯。鰻。タレ。これがもう掛け算のように絡まって相性抜群すぎてとっても美味しかったんだよね。
ご飯も鰻もそのままでも美味しい。掛け合わせてなお美味しい。足し算じゃないな。これは掛け算の美味しさだったよ。
うなぎ徳 西麻布店
全国に9店舗。海外にも店舗展開をしているうなぎ徳の名物料理は実はせいろ蒸しじゃなくて、名物お櫃うなぎ茶漬みたいなんだよね。
スタイリッシュなオープンキッチンでかなりオシャレな店内だから、鰻デートなんかにも最適なこちらのお店。次は名物のお櫃うなぎ茶漬けを食べにいってみようと考えてるよ。
うなぎ徳 西麻布店
03-5464-1808
東京都港区西麻布4-17-33
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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