すし匠斎藤 益永さん × 格之進肉おじさんのシークレットイベントに参加した話

一番好きな食材は?と、よく聞かれる。
「雲丹。か、肉」と答え。「一番だから一つで。」と、突っ込まれる。
一番好きな食べ物は?と、聞かれて「寿司か焼肉」と答える。「一番だから一つで。」と、突っ込まれる。
一番って中々決められないよね。どっちって言われたら本当に難しい。
つまり僕は寿司と焼肉が好きなのだ。いや、ほとんどの人はこの二つが好きなはずなんだ。

寿司と焼肉の話

寿司と焼肉を提供してくれるお店というのは意外と多い。食べ放題の安価なお店だと寿司と焼肉食べ放題!を売りにしているお店もあるしね。
高級なお店でも、1店舗で焼肉をたべれて店内で寿司カウンターに移動して寿司がたべられるお店だってあったりする。
最近では肉寿司もブームだよね。格之進にも海苔巻きの海苔を牛肉で代用した肉寿司も出したりしているんだ。
そう。みんな大好き。寿司と焼肉。僕も大好き。寿司と焼肉。
今回のイベントはそんなみんな大好きな寿司と焼肉を同時に味わえてしまう。
しかも、一流の食材を使って、一流の職人がわずか6名のために腕を振るうという謎に豪華すぎるイベントだったんだ。
場所は赤坂にあるいわて酒場久世。
四谷のすし匠の暖簾分け。既に年内の予約は埋まっているという「すし匠斎藤」の益永さんと、格之進の肉おじさんのコラボイベントだ。
大好きな寿司とお肉をがっつりたべられるっていうことで、もう始まる前から最高だよね。

まずは前菜からスタート

メニューには新わかめとノレソレ昆布出汁って書いてあったから油断してたんだけど、一品目からシマエビが!
この手のイベントは入荷状況で大きくメニューが変更になるのだ。忘れてた!

残念ながら生海老アレルギーなので、炙ってもらって解決。
卵はもう頑張って生で(笑)
炙ってもちゃんと美味しい海老の味わい。というか、こんなの絶対おいしいにきまってるじゃん。
格之進からの前菜は門崎熟成肉の三種の仕立て違い。部位はアマミスジ。同じ部位の味違い。

個人的には昆布締めが好きだけど、湯引きして牛醤を垂らしたものも好き。
あ、牛醤はAmazonでも買えるよ。これで卵かけご飯とかまじで最高だからね。

刺身で既に満足感を感じる

前菜でこれから始まる肉と魚の宴への期待感が増しているところに、まさかの見島牛のビーフジャーキーが登場したんだ。

見島牛はご存知、天然記念物に指定されている本当に幻の牛。たべたことがある人はラッキーくらいな感じだけど、まさかここで出てくるとは!

ヒラメの味違いはハラペーニョとあん肝

これ、一見「え?まじ?この組み合わせ!?」なんだけど、すし匠斎藤でも実際に出しているメニューなんだって。

軽くスモークされたあん肝とヒラメはあん肝が主役かと思いきや、結構しっかりヒラメの味わいもして見事に調和。いや、これは美味しい。
そして、ハラペーニョ。愛媛県産のハラペーニョはそこまで辛さがきつくなくて、思いの外自然に食べれる感じ。ワサビのちょっと味わい深い感じでこれが美味しいんだよね。驚き。

格之進からは牡蠣肉ユッケ

もう何度も食べてるけど相変わらず美味しい。

牡蠣とお肉ってめちゃくちゃ相性いいからね。
ただ、牡蠣の消化酵素で最初の方に混ぜちゃうとお肉が溶け始めちゃうってことで、その辺りの混ぜ合わせる順番や部位も微調整をしての提供。ただ混ぜればいいだけじゃない。これは美味。

子持ちヤリイカとホタテで悶絶

そして子持ちヤリイカは旨味が凝縮されていてめちゃくちゃ力強い。タレの濃厚さもやばい。

そして、益永さんの「ワサビがポイントです」がよくわかる逸品。

ホタテはシンプルに塩で。甘みが抜群。
ホタテの紐は生レバー風にごま油とお塩で食べたんだけど、確かにレバー風味な味わいがする!

スネ肉の酢味噌あえと、シマエビの頭

そしてふっと出てきた格之進82の名物料理の一つでもあるスネ肉の酢味噌和え。一般的に固いと言われている煮込み系にばかり使われがちなスネ肉がとても柔らかく楽しめる。
肉の旨味が強いので、酢味噌の力強さにも全く負けないのも面白いんだよね。

 

そして先ほど食べたシマエビの頭を焼いた一品。これもエビの旨味が濃縮されてて美味。間違いないやつ。

本日のメインの牡蠣肉ステーキ(カーペットバックステーキ)

最近格之進でよく出てくる(もうすぐ正式メニュー化予定の)牡蠣肉ステーキ。

肉に切れ込みを入れて、その中に生牡蠣を何個も入れまくり!

これをじっくりグリルしてカット。

これがね。本当に美味い。

牡蠣がまるで芳醇で濃厚なソースに感じられるような独特の味わいで噛めば噛むほど美味しいのだ。
格之進風にアレンジされたカーペットバックステーキは、門崎熟成肉を使ってソースは旨味たっぷりの牛醤を使うのがポイントだ。
これ、ほんと美味しいから多くの人に食べてもらいたい。

同じ牡蠣肉ステーキでもこんなパターンも。一口で食べると口の中幸せ。ただ、やっぱり牡蠣が中に入っている方が肉との調和が素晴らしいかな!

鮨ターンで、すし匠斎藤の恐ろしさをしる

そしていよいよお寿司の登場だ。まずはコハダからスタート。

うんうん。美味しい。コハダは好きなネタ。美味。

春子鯛の上には卵の黄身を2週間塩漬けにした朧風なものが乗っていてこれがいい感じの味のアクセントに。
海苔巻きはまぁもう美味しくないわけがない一品。

トラフグの白子の焼き鮨が控えめに言っても最高すぎた

そして、今日イチかもしれない美味しさを誇ったのがトラフグの焼き鮨だよ。

一口で食べたらもったいないから半分にして、一つはそのまま食べる。白子のねっとりとした旨味と香ばしさがシャリと混ざり合って美味の一言。
もう半分はシャリと混ぜまくって和えて食べてみたんだけど、これが控えめに言っても最高に美味しかった。うん。なんども言うけど美味しかった。

サーフアンドターフの肉寿司

格之進からもお寿司が登場。名物のうに巻き軍艦といくら軍艦。

肉のハネシタを炙って海苔に見立てた軍艦巻。美味しくないはずがない逸品。
最近さ、このターフアンドターフ(海の幸と山の幸の組み合わせ)ってちらほらと色んなところで見るようになってきたんだけど、やっぱり相性いいんだよね。(ちょい工夫は必要みたいだけど)
一般的にアミノ酸が豊富なお肉と、一般的にイノシン酸が豊富なお魚。旨味成分であるアミノ酸、イノシン酸、グアノル酸の組み合わせは掛け合わせる事で美味しくなることは科学的に証明されているから、これはもう世の中にどんどん広まっていくといいな。
和食の文化だとこう言ったサーフアンドターフってあまりなかったけど、世界に目を向けると沢山あるからね。うん。

まだまだお寿司が続く

そこそこお腹も膨れてきたけど、まだまだお寿司のラッシュは続くよ。

もうどれも美味しすぎた。中トロはからしで食べる珍しいスタイルだけど、柔らかくて甘くて香り豊かな中トロは実にいい感じ。
卵はスッキリとしていて、王道系だ。

最後の河童巻きがこれまた凄すぎた!

河童巻きはこんな感じで、インパクト抜群。
というか、キュウリを桂剥きで結構な本数切り始めているところで「お!?何が始まるの!?」と思っていたんだけど、正解はこちら。

きゅうりの比率凄い!!
なんだこれは。こんな巻物初めてみた。
醤油をつけながら食べると、きゅうりのものすごいシャキシャキ感。そして、おそるべき細かさで切られている分、口の中できゅうりの旨味やら味わいやらがシャキシャキとした食感とともに口の中に広がってめっちゃ美味い感じに。
河童巻きは以前、河童巻きを作った人の河童巻きを食べたことがあるけど、最後にさっぱりしたいときにちょっといいよね。

すし匠斎藤 益永さん × 格之進肉おじさんのシークレットイベント

控えめに言ってこのイベントは最高すぎた。
会費は飲み物抜きでわずか15000円で、素晴らしい食材と素晴らしい職人が織り成す素晴らしい一夜となったのだ。
僕はもう次回開催する日は空いてる(日程決まってないけど)からね。
お二人とも、近々で開催をお願いします(笑)

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