「神は水を作ったが、人はワインを作った。」ってフランスの小説家ビクトル・ユーゴーの言葉が素敵なことを言ったんだ。
数あるアルコールの中でも、ワインってやっぱりなんか特別だ。
よくよく考えたらガラス瓶とコルクという特殊な方法で瓶詰めすることで、長期熟成する飲み物が出来るなんて誰が考えついたんだろう。
さて、今回は夏の暑さを吹き飛ばすような白ワインをガッツリ楽しむような会が開催されたのだ。
この記事の目次
フランスの5大白ワイン
フランスの5大白ワインといえば、ブルゴーニュの「モンラッシェ」、ボルドーの「シャトー・ディケム」、ローヌ北部の「シャトー・グリエ」、ジュラの「シャトー・シャロン」、ロワールの「サヴィニエール・クーレ・ド・セラン」の5つのワイン。
今回は六本木にある RRR KOBE Beef Steak を貸切で開催。
料理はもちろんお店が提供してくれてる。
まずはシャンパンで乾杯!
先ずは ジャクソン ディジー コルヌ・ボートレイ 2008 で乾杯。
こちらはシャウルスと言うチーズと合わせて。
シャウルスはブルゴーニュの修道士が12世紀に作ったと言われるチーズだ。
滑らかな白カビに包まれた薄い表皮と、濃厚な芳香が感じられる中身はコクがあって旨味がしっかり。
泡と合わせるとやっぱり美味。
シャトー・シャロン 1999
シャトーシャロン ドメーヌ ベルテ ボンデはフランスのジュラ地方名産の極辛口黄ワイン。60ヵ月以上シェリーのように産膜酵母の下で熟成させる独特なワイン。
ヴァン・ジョーヌ(フランスのジュラ地方で作られる黄色いワイン)とはこう言う味なんだって言うことを教えてくれるようなミネラル感と複雑味溢れる美味しいワイン。
料理は北海道産ホワイトアスパラガスとフランス産モリーユ茸のフリカッセと合わせて。
ホワイトアスパラガスはもちろん美味。そして、モリーユ茸は美味。日本名で「アミガサ茸」と言われるフランスの高級食材の一つだね。
このきのこの濃厚な旨味がシャトーシャロンの力強い味わいに全然負けていないのが面白い。
シャトー・グリエ 2003
フランスで唯一1つのワイナリーのみに与えられたAOC(Appellation d’Origine Contrôlée の略で、フランスの農業製品、フランスワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証であり、製造過程および最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証)。
ヴィオニエ100%のぶどうで作られていて、ローヌのモンラッシェとも呼ばれるのがシャトー・グリエ ネイレ ガシエだ。
フルーツ感も感じられるつつも、蜂蜜のような旨味も感じられてめちゃくちゃ美味。
今日一で好きだったかもしれない。
合わせた料理はチキンのグリル白ワインバターソース掛けにホワイトマッシュルーム。
単純にこの料理がめちゃくちゃ美味しい。
白ワインバターソースがいい感じなんだよね。
思わずマリアージュするはずのシャトーグリエを飲み忘れそうになるほど(笑)
サヴィニエール・クーレ・ド・セラン 2004
難解ワインとも言われ、抜栓後72時間がもっとも飲み頃と言われる最も飲み方が難しいワインの一つ。
飲んで見るとすごくパワフルな印象。
白ワインだけど、時間が経つにつれて開いていく感じが感じられるのが、サヴィニエール クーレ ド セランだ。
これはもっとベストな状態で飲んでみたいと思った。
モンラッシェ グラン クリュ マルキ ド ラギッシュ ジョセフ ドルーアン 1996
言わずと知れた世界で最も偉大な白ワインのモンラッシェのグランクリュ。ジョセフ ドルーアンが作るマルキドラギッシュ。
長期熟成可能なシャルドネだ。
これはやっぱり美味。
正統派のシャルドネ。綺麗で美しい味わい。長く続く余韻が素晴らしい!
合わせたのはオマール海老のアメリケーヌソース。
アメリケーヌソースがしっかり美味しくて濃厚。
合わせたモンラッシェとの相性も力強いから、一緒に味わっても両方の味わいがしっかり感じられる。
メインのラムにはボルドーの赤ワインで
赤ワインはシャトー・ヴァランドロー1998。
ボルドー左岸のサンテミリオン地区のワインで、ファーストヴィンテージは1991年と若いけどそのクオリティの高さから2012年にプルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに昇格したシンデレライン。
長期熟成すると言われていて、メルロー主体。ジャン・リュック・テュヌヴァン氏が手がける。
酸があって力強いけど柔らかくて華やか。余韻もしっかり。
普段は神戸牛がメインで出てくるRRRだけど、今回はマリアージュということでメインはラム肉。
もちろん焼き加減はいい感じ。臭みもなくて、とっても美味しい味わい。
お肉を少し食べて、ワインを飲む。美味。もっかいお肉を食べてワイン。うん。美味しい。
エンドレスでいけそうなやつだ。
シャトーディケム 1970
そして最後は貴腐ワインの最高峰のシャトーディケム。
長期熟成する貴腐ワインで、飲み頃は100年続くとも言われてるワインだ。
1970年が飲めるなんて幸せなひと時。
めちゃくちゃ美味。
ブルーチーズと合わせて。
ブルーチーズと甘美な甘さのディケムに組み合わせはまさに大人のデザート。
〆にふさわしい大満足の組み合わせだ。
5大白ワインを飲み比べて
飲んでみるとそれぞれのワインの特徴がしっかりと感じられるのが5大白ワインだった。
それぞれタイプが違うから、飲み比べをしても飽きることはないし、様々な料理と合わせることができるのも面白い。
それにしても、美味しくて楽しいワイン会。
誘っていただいて大満足。ご馳走様でした。
RRR KOBE Beef Steak
050-5868-9671
東京都港区六本木3-15-22 陽光セントラルビル 10F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13137264/
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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