個人的な好みの話で言えば、餃子はカリッと焼かれた一口で食べれるちょっと小ぶりな焼き餃子が好きだ。
暑い夏の日に、瓶に入った金色の液体をグラスに注いで先ずは一杯ぐびっと。一杯目はアサヒのスーパードライがいいかな。爽やかな苦味で喉が潤ったところで二杯目に。
ちびちび二杯目をやてるところで「お待ちー」なんて声とともに出てくる焼き餃子。
醤油と酢にラー油。そうそう。辣油はちょっと多めに入れる。そこに餃子をダイブさせて、サクッとした皮の食感と肉汁溢れる餡の旨味を存分に楽しむ。
全部食べ終わるかどうかというところで登場するラーメン・・・想像するだけで美味しいはずだ。
変わり種餃子
当たり前だけど、どんな料理にも定番というのがあるが、変わり種だって定着すればしっかりと文化になる。
以前書いたようにかっぱ巻きを文化にしてしまった方もいる。最近流行のタピオカだって1980年代に台湾で生まれてからあっという間に文化になった。
まぁ前置きが長くなってしまったが、今は変わり種と言われているものだって文化になるかもしれないと考えると料理人はやっぱり新しいものを創造するのが楽しいだろうな。なんて思ってしまう。
餃子の本場である中国では 餃子といえばほとんどの場合は蒸し餃子をさす。つまり水餃子が主流だ。
焼き餃子は日本で独自に進化して文化になったと言っていい。
いつか変わり種餃子も文化になるかもしれない。
GYOZA SHACK ちゃわん の変わり種餃子
クリエイティビティ溢れる変わり種餃子を提供してくれるのは三軒茶屋にある GYOZA SHACK ちゃわんだ。
餃子のメニューがかなり種類がたたくさんあってどれを頼むか悩んでしまうくらい。
もちろん全部一個ずつ食べてみたいのだが流石にそうもいかない。断腸の思いで選択したのは、ゴマチキ餃子とジパング餃子、‘極’ビーフ餃子に最後はおいらん餃子の4種類だ。
これが本当に餃子!?
と、思ってしまうような食感の餃子があったり、紫蘇、カイワレ、梅ソースと言った超定番の間違いない組み合わせの餃子もあれば、山形牛がこれでもかと盛り盛り入っていて、強い牛肉の味わいを感じられる餃子もある。
極め付けはブッタネスカ風(娼婦風パスタ)の餃子。ピリ辛のトマトソースがいい感じの刺激を感じられる斬新な味わい。
どの餃子も斬新で、初めて食べる味わいや食感が感じられることもある。変わり種というと冒険しすぎていて口に合わない料理もあったりするが何度も何度も試行錯誤を繰り返されて作られたのだと感じられる完成度がある。
そして、娼婦風の餃子。つまりおいらん餃子のようにどこかストーリー性がある餃子もあって面白い。
全部の種類をコンプリートしたいと思いつつも、餃子以外の料理にも舌鼓を打った僕らはかなりの満腹。大満足でお店を出ることになった。
2019年7月にオープンしたばかりのGYOZA SHACK ちゃわん。次に行くときはどんな変わり種の餃子を食べようか。今から楽しみだ。
GYOZA SHACKちゃわん
050-5597-6558
東京都世田谷区太子堂4-22-14
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13236800/
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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