鰻 – アカヌマカズヤのグルメブログ https://www.bn-ceo.com オススメグルメをご紹介 Wed, 09 Sep 2020 09:24:09 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.4 うなぎ割烹 高橋屋の鰻をお取り寄せした話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/6701 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/6701#respond Sat, 05 Sep 2020 05:58:37 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=6701 美味しかったお店っていうのはやっぱり印象に残ってる。
誰かと飲食店の話をしたり、同業態の他のお店に行った時に思い出ししたり。
特に鰻はその蒸し方や焼き方で大幅に違いが出てくる。
以前伺った高橋屋さんの鰻はふっくら柔らかくて丁寧な仕事。

分厚くて、もっちりふっくらとした食感の鰻はとっても美味しかったんだ。その鰻が、なんと通販でお取り寄せできるということでこれはもう頼みたくなるよね。

お取り寄せで楽しめる高橋屋の鰻

高橋屋の鰻の特徴はなんと言ってもその丁寧な仕込み。
特に、蒸しは白焼きをした後に水蒸し、仮蒸し、本蒸しと3段階の「蒸し」工程を経ての本焼きに入る。
実に手間がかかっている鰻になるのだ。
もちろんこの工程は通販であっても変わらず、高橋屋というブランドをしっかり体現しているのだ。

自宅でふっくらとした鰻を堪能

当然期待は膨らむ。なるべく早く食べたほうがいいと思い、到着した当日に湯煎で温める。
いきなり火を入れると一気に加熱することになるので、水は常温の状態から鰻を入れて、ゆっくりと最初は弱火。途中は中火くらいにして沸騰しないようにしながら加熱。
ご飯の上に乗せて出来上がり。

焼き具合がとても絶妙なのがわかるこんがりと黄金色に輝く鰻は神々しさスラ感じられるほどの綺麗な色合い。
タレをつけるのがもったいないほど。
そして、タレはたっぷり入っているので、少しずつかけることをオススメ。

タレをかけて山椒をかけたら出来上がり。
食べるとやっぱり美味。
関東風のガッツリ蒸してから焼くタイプの鰻だから、皮までしっかりふっくら柔らかい。
いい意味で脂が少なくて、とても上品な風味。
それでいて、タレの味わいに負けがちな鰻の旨味がちゃんと感じられる。タレが甘すぎないのもいい感じ。
とっても美味しくて、すぐにでもまた食べたくなるようなウナギの蒲焼をいただいた。

高橋屋の鰻 お取り寄せ

埼玉県にある創業140年の老舗の鰻屋。それが埼玉県にある鰻割烹の高橋屋だ。
高橋屋の鰻はとても丁寧な蒸しが特徴の関東風。
そのため、ふっくら柔らかくて鰻の旨味が感じられるとても上品な鰻。
とっても美味しい。そして、ザ・関東風の柔らかくてふっくらとした鰻を自宅で気軽に楽しみたい方にはとてもオススメの鰻だ。
コロナの影響で通販を始めたのは皮肉なことだけど、とっても美味しい鰻が自宅で食べれるのは嬉しいことだね。
そして、実店舗である高橋屋にまた伺いたくなった。

高橋屋
0480-32-0021
埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸3-10-6
https://tabelog.com/saitama/A1104/A110402/11020100/

 

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ウーバーイーツで築地うなぎ食堂の鰻を頼んで食べた話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/6304 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/6304#respond Wed, 05 Aug 2020 04:07:17 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=6304 突如襲ってくる鰻への欲求。
鰻が持つ特有の旨味、苦味、そしてあの甘辛いタレとのコラボ。
抜群のお米との相性。
想像すると食べたくなる。無性に食べたくなった僕は思わず UberEats で鰻屋さんを探し出した。

築地うなぎ食堂

出来ればちゃんと店舗がある鰻屋がいいなと思って探し出したのが、築地うなぎ食堂だ。
築地場外のど真ん中にあって、うな串をその昔買って食べ歩いたことがあるのを思い出して即購入を。
そう、あれは友人と二人でまだ築地に市場があったときに場外の食べ歩きをして、最後にウニ丼でシメた時に食べたんだ。

うな重 上(刻みのり、肝吸い、奈良漬け付き)

オーダーしたのはうな重 上で2,380円。
青手(国産、外国産、天然、養殖にかかわらず良好な状態のウナギは青く変色する。築地に上がる鰻の約1割ほど)のニホンウナギ(最近では中国や台湾での養殖が盛んだけど、中国や台湾での養殖の多くはヨーロッパウナギだ。)を使用しているということで、そこそこ期待値は上がる。

思ったよりも分厚くてなかなか美味しそう。
焼きは関西風と思われるけど、そこまで皮のパリッと感はない。ただ、暖かいのが嬉しい一品。
そして、2000円台前半と考えたら近所の専門店に行くよりははるかに安く、それでいて熱々のうなぎが気軽に食べれるのはとても満足度が高いと思う。
安くて気軽に時間がない時に自宅で鰻が食べたい時にはとてもオススメの鰻重だ。

うな肝串

さて、昔食べたのを思い出して購入したうな肝串。

これ一本で4−5匹の鰻の肝が使われているんだよなーと思いながらいただくと、美味しさがちょっと増す気がする(笑)
苦味がいい感じだ。

築地山長の玉子焼き

玉子焼きは築地山長。昭和24年創業。

シンプルに鰹出汁が効いているあっさりとした玉子焼きでこれは美味しい。
醤油をほんの少しかけて食べるととてもいい感じ。

築地うなぎ食堂

築地の場外にある鰻のお店。
コロナ前は外国人客で賑わっていたこの辺りも今はインバウンドが期待できない状況だ。
値段の割には美味しくて、安くて気軽に食べることができるのがとてもいい感じだ。
焼き方も特徴がすごくあるわけではないので、逆に言うと万人に愛されるようなタイプだ。
ウーバーイーツで気軽に注文も可能だよ。

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川崎のアトレにある「なごや」で食べた名古屋料理のお店 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/5511 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/5511#respond Wed, 01 Jul 2020 17:24:43 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=5511 名古屋料理といえばいろいろあるけど、やっぱり一番はひつまぶし。あとはえびふりゃーに、味噌カツ、手羽先・・・いろいろあるけど川崎の駅前にも、そんな名古屋の郷土料理をガッツリ満喫できるお店があったんだ。

川崎のアトレにある「なごや」

川崎駅から直結。アトレ川崎の7Fにあるのが「なごや」だ。
名古屋の料理を提供するから「なごや」という名前なんだけど、わかりやすくていいよね。
料理はアラカルトで注文できるので、自分でいろいろ頼んで名古屋料理コースを作り上げることが可能だ。

先ずは串料理からスタート

先ずはうなぎ串、肝の串、そして味噌串カツといった名古屋料理の王道からスタート。

味噌カツは甘すぎて実はちょっと苦手(笑)
でも、こちらのお店のは食べれたよ。そして、キモはやっぱり美味しいなぁ。適度な苦味がやっぱり好き。
途中から山椒をちょっとずつ強めに振りかけていくのもいい感じだ。

大エビふりゃ~

ちなみに名古屋のイメージが強いエビフライだけど、実は元々は名古屋とエビフライは特に関係がない。
1980年代初頭にタモリ産がエビフライを名古屋弁で「エビフリャ〜」と考案したことや、名古屋ではエビフライがよく食べられるというイメージ的なものとして、名古屋の名物と徐々になっていったみたいだ。

綺麗に真っ直ぐ揚げられたエビフライ。2本もあれば実は結構お腹にたまるプリッとした食感のエビフライはいい感じの美味しさ。

名古屋といえば鳥料理

名古屋コーチンに代表されるように、鳥料理が多い名古屋料理。
純系名古屋コーチンもも炙り焼と、手羽唐。

お気に入りは名古屋コーチンのモモ肉。地鶏だけど、しっかり柔らかめで中々の旨味だ。
カジュアルな味付けだけど、もっと塩とかでシンプルに食べて見たいなって。

特上うなぎひつまぶし

うなぎの量が2倍。そして、うなぎの肝とうまき付がついているかなりの特大なウナギのひつまぶしだ。

先ずは鰻重にして食べたり、鰻をぐちゃぐちゃってご飯とあえて食べたりして、その後は出汁を入れて美味しくいただく。
めちゃくちゃ満腹。めちゃくちゃ腹パン。

なごや アトレ川崎店

とっても気軽に利用できて名古屋気分が味わえるのがアトレ川崎の7Fにあるアトレだ。
特上のうなぎひつまぶしは、仲の良い人となら二人で分けてもちょうど良いくらいだし、そう考えると非常に高いコストパフォーマンスを発揮する。
アラカルトでいろいろと頼めるお店なので、名古屋料理をいチョコチョコつまみながらお酒でも飲んで、〆に鰻重をみんなでシェアするのも良いかもね。

なごや アトレ川崎店
050-5594-7905
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 アトレ川崎 7F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140501/14054025/

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完全紹介制の(多分)日本で一番高級な鰻屋に行った話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/3199 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/3199#respond Mon, 23 Mar 2020 04:31:14 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=3199 こちらのお店。完全紹介制なんだよね。
そして、完全紹介制。完全紹介制っていわれてても、ルールが厳しいところから、緩めなところまで色々あるけどここはかなり厳し目のルールの完全紹介制。
そのためもあってか、店名を出しての SNSやブログ等へのアップは禁止。

厳しいなぁ・・・と、思いつつ、店名を非公開でブログにアップさせてもらうことにした。
(まぁ、わかる人にはわかるだろうけどね。)

お任せコース料理

港区某所。食べログの鰻100名店にも選ばれているこちらのお店。コース料理とお酒を3杯くらい飲んでお会計は35000円以上。
そのコース料理はまるで高級な日本料理のような感じで様々な食材が出てくるんだけど、どれもしっかりとした素材。丁寧な仕事。個室でゆっくりと鰻を楽しめたよ。

まずは突き出し的な料理からスタート

旬の食材。ソラマメに赤貝。

ソラマメは塩加減がいい塩梅。赤貝はシャキシャキ。

メカジキは宮城県産

メカジキは一般的に旬は秋冬だけど、産卵期は5月以降だから栄養溜め込んでいる今が美味しかったりするのかな。

南蛮漬け。濃いめの味付けだけど、メカジキの旨味もしっかり感じ取れた。

うなぎの白焼き

そしてうなぎと言えば白焼きである。

産地の説明等は特になかったけど、ふっくらとしていて、実に香ばしく焼き上げられたうなぎ。
おそらく捌きたてではなくて、数日間熟成させることで味に深みを出しているのだと思われる味わいだった。
皮はしっかり固めでいい感じの食感。これは美味だ。

ホワイトアスパラガス

まさか鰻屋さんでホワイトアスパラガスを食べる日が来るとは・・・驚き!

あ、でも焼き加減がすごく良い感じ。ジュワッと広がる旨味がとても良いかんじだ。

うな肝の串焼き

そして串焼きは鰻の肝。

鰻の肝ほど良質で美味しい苦味はなかなかないよね。って再認識。これ、もう一度食べたい。

すっぽんのスープ

高級食材すっぽんのスープ。
すんごい良い感じで出汁が出ている。

ご飯をぶっこんで食べたい。食べたいけど・・・そのままでもめちゃ美味。

うな丼

そして待ちに待ったうな丼。うな重じゃなくてうな丼。

鰻の量はしっかり多め。蒸し焼きか地焼きが選べて字焼きをオーダー。

力強い鰻の食感と適度な脂。
説明は特になかったけど、皮の感じといい、天然鰻だと思われるんだけど、とにかく鰻の力強さがすごい。
タレはサラサラっしていて意外とさっぱり。
それでいて鰻の旨味の余韻がずっと続くからとても凄い。
完全紹介制のため、なかなかハードルは高いけど、鰻好きなら一度は是非訪れて欲しいお店だ。

店名非公開

 

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https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/3199/feed 0
佐倉市にある「川よし」で極上の焼き加減の鰻を食べた話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2340 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2340#respond Wed, 19 Feb 2020 17:56:06 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=2340 鰻って人を幸せにするよね。
この間一緒に鰻を食べた人が「鰻は最低でも美味しい。あとはどれだけ美味しいか」みたいなこと言ってて、まさしく真理だと思ったよ。

僕にとって最強のうな重はまさかの僕の地元にあった。

僕が育った街。千葉県佐倉市臼井。その駅前にある鰻屋に初めて行ったのは20才はとっくにすぎていたと思う。
同じく、中学が一緒の友人と伺ったのだ。
さて、鰻の蒲焼きというのはまさに好みそのものである。
ラーメンと同じだ。どんなベースのスープが好きか。麺の固さや太さは?色々ある。全く同じという人はあまりあったことがない気もする。
鰻も一緒なのだ。例えば、僕は鰻はふわっふわ系よりはしっかりした食感で香ばしく皮が焼き上げられたタイプが好きなのだ。
それでいて、しっかりとした旨味。身はややふっくら目。タレはほのかに甘さを感じつつも主張はそこまで強くなくてご飯との相性は抜群。
そして、山椒をかけることで表情をしっかり変えてくれる。
そんな鰻が好きなんだ。そして、「川よし」はそんな鰻を提供してくれるんだ。

まずは白焼きで様子をみる

この店にはもう数えきれないくらいきているけど、やっぱり最初は白焼きだよね。うん

焼きだけで調整されていて、しっかり鰻の脂と旨味が感じられる見事な白焼きなんだよね。
先ずはそのまま。か、少し塩をかけていただくよ。それから、わさび醤油でいただくと、もう日本酒のアテに最高だったりするよね。
ちなみにこの日は、僕の地元のパイセンが「臼井のドンペリ(むぎ焼酎の緑茶割り)」をボトルで飲んでいたから僕もそれに付き合って飲んだんだ。「臼井のドンペリ」をね。

そして現れる(僕にとって)最強のうな重

さて、僕だってそれなりに鰻は食べているんだよ。天然鰻だってなんども食べたし、某食べログの鰻ジャンルのランキングで1位や2位になったことがあるお店だって足を運んでる。
それでも。それでもだ。僕はこの店のうな重が好きなんだ。

あぁ、写真を見返すとまた食べたくなるね。
しっかりと焼けた皮目はほのかにほろ苦く甘い旨味が漂って、実に香ばしい。
身はややふっくら目。もちろん注文を受けてから鰻は捌くから時間はかかる。そして、焼きのみで仕上げられる関西スタイルのコクのある味わいが特徴だよ。

鰻は愛知県産

かわよしで使っている鰻は愛知県産みたいなんだ。聞いたわけじゃないけど、お店に愛知県産鰻のポスターが貼られていたからね。
ちなみに、佐倉市は印旛沼という沼があって、昔はこの辺りでも鰻やドジョウが取れていたみたいだね。
だから、佐倉市から成田にかけて鰻を中心とする川魚を扱う料理屋産が沢山のあったんだけど、印旛沼の水質悪化もあって今じゃ印旛沼で獲れた魚を食べようなんて人はほとんどいなくなっちゃった。
そこで仕入れているのが熊本県に次いで鰻の出荷量が多い愛知県の鰻。
愛知県では、河口などで採捕された天然のシラスウナギを養殖池に入れて、半年から1年半かけて育てたものを出荷しているみたいなんだ。
「一色産うなぎ」と「豊橋うなぎ」はブランドとしても浸透してきつつあるよね。
鰻自体はだから特別なものを使っているわけじゃないと思うんだけど、やっぱり焼き方なのかなぁ。
美味しいんだよなぁ。

川よし

千葉県佐倉市というまさかの小さい頃から住んでいた街に、自分が最も好みの鰻屋産があるなんて面白いな。
こういう田舎や地方の隠れた名店って沢山あるんだろうな。
ネットにはまだ乗っていないようなそういうお店を最もっと沢山見つけたいなって感じる今日この頃だよ。

川よし
043-461-1282
千葉県佐倉市稲荷台1-10-2

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https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2340/feed 0
埼玉県にある高橋屋で緑川の天然うなぎを食べた話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2175 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2175#respond Mon, 17 Feb 2020 05:57:06 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=2175 美味しい鰻が食べれると聞いてやってきたのは、埼玉県の東武動物公園駅にある老舗の鰻屋である高橋屋。
美味しいものを食べるためにはどこにだって行く気概はあるけど、流石にちょっと遠いんだ。でも、埼玉まで行く価値はあると思ったお店だったんだ。

明治から続く創業140年の歴史あるお店

埼玉県の北葛飾郡にある高橋屋は、何と明治時代から続いているお店なんだ。現在の店主で4代目。140年の歴史あるお店なんだよね。

元利根川沿い似合って、庭園を含めて500坪という広大な土地。
とても風情があるお店でなんかいい感じ。
特に春に行くと百年桜が咲き誇っていい感じで桜を見ながら食事ができたりするみたいなんだよね。
ちなみに僕が伺った季節は夏。
川沿いはなんだか涼しげに散歩できていい感じだよね。

緑川産の天然うなぎの会席コース

通常メニューにはない感じだけど、特別な感じで提供してくれたんだ。鰻割烹というだけあって、鰻をはじめとする料理がたくさん出てくるよ。

まずは小鉢が3種類出てきたんだけど、鰻の甘みがしっかりと感じられる煮こごりはやっぱり美味しい。
これからの料理に期待が高まる一品目ってやっぱり重要だよね。

煮物と焼き物で和食の旨味を味わう

いい感じの出汁の味わいが感じられる煮物。エビ、里芋、かぼちゃに練り物でここにきて一気に感じる和食感。

焼き物は鯛の幽庵焼きと鶏の赤味噌焼きが提供されたんだけど、これがとっても美味しいんだよね。
濃い味わいだけど、どこか上品な美味しさだったんだよね。

緑川産の天然鰻の白焼き

さて、ようやくここで、天然鰻の登場だよ。
熊本県の緑川では鰻釣りが盛んに行われて、数は減ってきているけど川漁師が一本釣りで釣り上げた一品なんだ。
だからどうしても数が多いわけではないため、貴重で高価な鰻なんだ。

まずは白焼きでいただいたんだけど、これがやっぱり美味しんだよね。直焼きでカリッとした食感。肉厚でしっかりと感じられるけど柔らかい噛みごこち。
塩で食べてもトリュフ塩で食べても、山葵醬油で食べても美味しい間違いない一品ですでに満足度はかなり高めだったんだ。
日本酒のアテにも最適だね。

高橋屋の天然鰻のうな重

白焼きのあとはいよいような重なんだ。
日本一の仕込みを自称する高橋屋の鰻はとっても手が込んでいて、さき、串打ち、白焼き、水蒸し、仮蒸し、本蒸し、本焼きと7工程を経て提供されているんだ。

ぎっしりと敷き詰められたうな重は食欲をそそる以外の何物でも無い感じ。
香ばしい香りに我慢ができずにいただきます。

これは美味しい。思わず笑みがこぼれる美味しさだったよ。
分厚くてふっくらとした鰻はもっちりとした食感で、脂っぽさは少ないのでそこはかとなくジューシーな旨味が感じられるんだ。
鰻は結構いろんな有名店に伺っているけど、間違いなくベストに入るくらい美味しい鰻屋なんだよね。
今回は緑川の天然鰻を出してもらったけど、鰻は当然旬に応じて産地を変えたりしているみたい。どうしても天然の鰻が食べたい場合は早めの予約をしておいたほうがいいよ。

高橋屋

鰻の素材はもちろん、蒸し方、焼き方にも並並ならぬこだわりを感じる老舗の鰻屋。
ここは遠いいけど、わざわざ遠くまで行く価値があるお店だと感じたんだ。
また僕らはこの日は個室で会食させてもらったんだけど、部屋の調度品やしつらえも歴史が感じられるとても居心地の良い空間だったんだ。

魯山人作の器を見せてもらったり、とても面白い体験もさせてもらったよ。

美味しい鰻を食べたい時や、会食で鰻を・・・というときは是非是非伺って欲しいお店の一つだよ。

高橋屋
0480-32-0021
埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸3-10-6

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https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2175/feed 0
鰻のせいろ蒸しの話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2078 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2078#respond Fri, 14 Feb 2020 05:43:20 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=2078 ランチ時。お腹をすかせた僕が西麻布をうろうろしていたら、ついつい見つけてしまった美味しそうな鰻やさん。
鰻のせいろ蒸しと書かれていて吸い寄せられるように僕はお店に入っていってしまったんだ。

鰻のせいろ蒸しは福岡県南部の郷土料理

鰻のせいろ蒸しは初めて食べると思う。今まで色々な鰻屋さんに伺って、メニューにはあったのかもしれない。でも、大抵はうな重を頼んでしまうから目に入らなかっただけかも知れない。とにかく食べるのは初めてだ。

調べてみると、これまた面白いことがわかったんだ。
鰻のせいろ蒸しは福岡県南部の柳川の郷土料理みたいなんだよね。柳川の鰻って有名だもんね。
江戸時代に創業して300年以上続いてる元祖本吉屋。1863年に本吉七郎衛が江戸で人気の鰻の蒲焼きに目をつけて、柳川でせいろ蒸しを始めたのがきっかけと言われているよ。
たった1人の創意工夫が郷土料理として。文化として残っていくっていうのは面白いものがあるよね。

ランチせいろ蒸しはご飯と鰻の一体感が楽しめる

ついつい引き寄せられるように入ってしまった西麻布のうなぎ徳で注文したのはもちろんせいろ蒸し。
それなりに時間がかかるのはもちろん承知の上。ゆっくりと待ってたらようやくお出まし。

ご飯にしっかりといい具合に染み付いた鰻のタレの匂いが食欲をこれでもかってくらい湧きたててくるんだ。

何というか、ご飯との一体感がものすごいんだよ。
鰻のタレが染み込みまくったご飯。そして、ふわふわ系ではないんだ。この鰻。せいろ蒸しっていうからてっきりふわっふわを想像していたんだけど、焼いてから蒸しているのかな。
皮が少しパリッとした香ばしく焼き上げられたタイプの鰻に相性抜群の甘みがあるタレ。
ご飯。鰻。タレ。これがもう掛け算のように絡まって相性抜群すぎてとっても美味しかったんだよね。
ご飯も鰻もそのままでも美味しい。掛け合わせてなお美味しい。足し算じゃないな。これは掛け算の美味しさだったよ。

うなぎ徳 西麻布店

全国に9店舗。海外にも店舗展開をしているうなぎ徳の名物料理は実はせいろ蒸しじゃなくて、名物お櫃うなぎ茶漬みたいなんだよね。

スタイリッシュなオープンキッチンでかなりオシャレな店内だから、鰻デートなんかにも最適なこちらのお店。次は名物のお櫃うなぎ茶漬けを食べにいってみようと考えてるよ。

うなぎ徳 西麻布店
03-5464-1808
東京都港区西麻布4-17-33

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https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/2078/feed 0
うな重の並・上・特上の違いを語りながら鰻を食べた話 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/1404 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/1404#respond Tue, 28 Jan 2020 23:32:15 +0000 https://www.bn-ceo.com/?p=1404 歌舞伎町でオススメのランチは?と、聞かれたら真っ先に候補に上がるのがうな鐡なんだ。
やっぱり鰻ってそもそも美味しいし、普通に美味しいか超美味しいかの違いって名言が印象に残ってるんだよね。鰻。うまし。

ちなみにうな鐡は以前もブログに紹介させてもらったんだ。

新宿うな鐡でうな重を食べて「うな鐵」ってチェーン店、系列店なのかを調べてみた話。

うな重の並・上・特上の違いとは?

鰻を待つ間に話してたんだけどさ、鰻屋さんの上とか特上とかって基本的には鰻の量が違うだけだったりするんだよね。
みんなそれ、いつ気づいたんだろう。いつ知ったんだろう。

僕は20歳くらいの頃、友人と2人で鰻屋さんに行ってさ、まだまだ鰻屋ビギナーだったもんだからお金も大して持っていないのに美味しいのが食べたくて特上を頼んだんだ。友人は並を。
で、特上の鰻を一口食べて美味しさのあまりドヤ顔で「一口特上のも食べてみる?」なんて言って友人に一口分あげたんだ。友人は友人で「うめー。やっぱ特上はちげー」なんて言ってはしゃいでたんだよ。
そしたら店員のおばちゃんがさ、すごい冷めた口調で言うんだよ。
「鰻は一緒だよ。違うのは量だけだよ。」ってね。
僕らは静かに残りのうなぎを食べてお店を出たよね。うん。

ときは流れてそこから約20年。
僕は鰻は基本的には「上」を頼むようになった。特上にする必要はなくて、むしろ白焼きやうな串を楽しみたいからね。
ご飯だってそんなにいらないしね。

うな鐡のうな串

新宿うな鐡は鰻の串焼きもとっても美味しいんだ。

肝が売り切れだったのは残念だけど、倶利伽羅焼き(蒲焼きを作るときに出る身の部分の切れ端を、串に巻いて焼いたもの)で十分満足したんだ。
独特の食感と味わいがとっても好きなんだよね。

うな重

うな重ってさ、この蓋を開ける瞬間がたまらないよね。

香ばしい香りがしてさ。
鰻はもちろん「上」を頼んだよ。

やっぱり美味しいよね。うな重。
うな鐡のうな重はいわゆるふわふわ系。柔らかくてふわっと口の中にいい食感が広がるタイプ。

香の物と、肝吸いを少し口に運びながらうな重を美味しくいただいたよ。

新宿うな鐡

歌舞伎町のど真ん中にあって昼からずっと通しで営業しているから、ふと鰻が食べたくなった時にとっても行きやすいお店のうな鐡は1Fはカウンター中心。2Fは座敷中心のお店だよ。
2Fがあるからパッと外から見て混んでいても諦めないで中に入ってみてね。

うな重を食べる前に気になる鰻料理やうな串をつまんで、お酒なんか飲んじゃってうな重を待つのがここのオススメの楽しみ方なんだ。

新宿うな鐵
03-3200-5381
東京都新宿区歌舞伎町1-11-2

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https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/1404/feed 0
新宿うな鐡でうな重を食べて「うな鐵」ってチェーン店、系列店なのかを調べてみた話。 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/402 https://www.bn-ceo.com/japanese/unagi/402#comments Sat, 30 Mar 2019 07:28:24 +0000 http://www.bn-ceo.com/?p=402 知りたいことはだいたいネットで調べれば出てくる。インターネットは便利だ。

さて、新宿うな鐡といえば移り変わりの激しい歌舞伎町のど真ん中で50年以上の歴史がある鰻の老舗。1階のカウンター席に座りたかったけど、この日は2階のお座敷で。

うなぎ屋にいくと、やっぱり頼み方は決まってくる。う巻きやうざくと言った定番のうなぎ料理を頼みつつ白焼きをオーダー。
白焼きが出てくるか出てこないかくらいのところでうな重を頼むといい感じのタイミングでうな重を食べることが出来る。
ただ、うな串がいろいろな種類があるこちらのお店ではやはりうな串を頼みたくなるというもの。

この日もくりから(鰻を捌く際に出る端切れを串刺しにしたもの)焼きや、肝焼き等の串焼きを一通り食べた後は白焼きからうな重の流れ。

どれも絶妙な焼き加減。鰻はしっかりと脂が乗っていて美味である。
なにより店内で捌いている鰻のあらゆる部位が余すことなく使われている。
老舗らしい丁寧な仕事だ。

うな鐵の由来

正直、うな鐵とつくお店は何らかの系列店だと思っていた。先日伺った渋谷にある元祖うな鐵と何らかの関係性があるのだと勝手に思っていたのだけど、そうではないみたいだ。

渋谷にある元祖うな鐵のホームページにはしっかりと明記されている。

他所にも「うなてつ」という名で各所にございますが、全くの別経営で、一切関係ありません。

また、同じようにホームページにはうな鐵の名前の由来も。

  • 明治の剣豪「山岡鉄舟」が、大変好きな事。
  • 蒲焼を出す際、冷めにくくするように、 鉄板にのせ、出す、という事。

個人的には明治の剣豪「山岡鉄舟」の説が面白い。実際、山岡舟と鐵の字も使われているし、うな鐵系の店の名前はほとんどが東京で関東圏にしかない。
また、山岡鉄舟には食べ物に関する逸話が多くあり、生卵を100個食べて三日間吐き続けたとか、まんじゅうを108個食べたとか、キムラヤのアンパンが大好物だったりと食べ物へのエピソードが豊富なのだ。

1399年(応永6年)に書かれた『鈴鹿家記』に初めて「蒲焼」という言葉が登場する鰻。600年以上に渡って日本人に愛される食文化はいろいろと調べてみると面白い。

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