経営

一座建立(いちざこんりゅう)

Written by Kazuya Akanuma

たまに車で出勤することがある。
前日の台風の情報を知りたくて、カーナビにはテレビがついていたけどただのノイズと化していた。
会社につくちょっと前、つけっぱなしだったNHKはふと気づくと「お茶の作法」といった普段なら速攻でチャンネルを回すような番組が流れていた。
チャンネルをそのままにしていると、番組内で亭主が最後に言った言葉がやけに心に残った。

茶道で大切なことということでこんなことを言う。

「亭主は客を想い
客は亭主を思い
客は客を思う」

素晴らしい言葉じゃないか。
運転中なので、思わず心に書きとめた。

茶道には一座建立(いちざこんりゅう)という言葉あることもこの時恥ずかしながら初めて知る。

一座建立

お客さまを招く時には、できる限りのことをしてあげようと工夫します。 簡単なようで意外と難しく奥の深いことですが、これにより招いた者(亭主)と招かれた客の心が通い合い、 気持ちのよい状態が生まれます。このことを「一座建立(いちざこんりゅう)」といい、茶道では、とても大切にします。

裏千家ホームページより引用

これは全ての客商売やサービス業の原点かもしれない。

お店側はしっかりお客様のことを考えているか。
逆に、自分が客側だったとき、お店のことをしっかり考えているか。(お店側はそういう雰囲気を作れるかってのもあるね。)
そして、他の同じ場にいる、もしくはこの後来るであろう他の客のことを考えているか。

そういった皆が思いやりを持った状態が作れれば、まさしく一座建立の気持ちのよい状態というのが生まれるのだろう。

常々思うことがあるけど、人として大切なこととか、商売をする上で大切なことっていうのはとっくの昔から何度も何度も考えられていて、こういった様々な言葉の端々に残されているんだよね。

今日はふっとつけてたテレビで思いがけず素敵な言葉を知ることが出来た。

やっぱりいつもとちょっと違うことをするって大切だ。
テレビもたまにはみてみよう。

一座建立。

なんかいいじゃない。

About the author

Kazuya Akanuma

株式会社ブレインネット 代表取締役
ITの会社と、Cafe&BARとお寿司屋さんを経営中。